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Vol.18 2009年、炎上発言

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  月に一回、いではくが飲み屋さんへ行って軽く酒とつまみをやりながらテーマに沿った話をする「酒と話」。 今回は老舗蕎麦屋「本むら庵」にて『2009年の炎上発言』について言及しました! 2009年4月20日、音楽著作権協会(JASRAC)理事として出席した、著作権制度の議論のための文化審議会著作権分科会「基本問題小委員会」第1回会合で、「自家用車で聞くために、消費者はもう1枚同じCDを買うのか」という疑問に対して「当然だと思う」と発言し、消費者から批判が集中した。 (引用元: いではく -Wikipedia)   これはね、「権利者としては用途が違うんであれば、"当然"買ってくれたら嬉しい」って言ったの。それが前後の言葉を切って、当然買わなきゃいけない、みたいな言い方にされた。  後にJASRACの会長になって、音楽教室*のことなんかでもやっぱり同じような目にはあったし、発言者の意図とは違う風に伝わってしまうこともあるよね。それを悪意をもってやることもできるってのは怖い、特にネットは顕著だよね。でも、それを恐れて何も言えなくなる方が、もっと良くないことだから。我々は権利者として少々過激だと思っても言うべきことはちゃんと言わなきゃダメだと思う。  何十年か後、日本が真の文化国家になったら俺の言ったことがわかるよ。その時には俺はいないけどね(笑)。 今回はこれまで。いかがだったでしょうか? 第19回は夏休みをいただく都合で9月15日にリリースいたします。次回はなんとFCA(日本音楽作家団体協議会)からエンドウ.常任理事をお迎えして『音楽出版社との著作権契約』について熱く語り合います!スペシャル対談をどうぞお楽しみに!! *音楽教室 2017年、JASRACが音楽教室事業者へ2018年から使用料徴収を開始予定と通知。裁判へと発展。 【いではく プロフィール】 作詞家。1941年、長野県南牧村生まれ。早稲田大学商学部卒。 主な作品:「北国の春」(千昌夫)「すきま風」(杉良太郎)「早春情歌」(小林旭)「さっそく振込みありがとう」(順弘子)「昭和流れ歌」(森進一)など。 JASRAC 第16代 会長(任期:2016〜2022年) All Rights Reserved. Text & Images @ Godrillhas Product